定期預金 短期

退職金の運用を始めたら経済動向に注目しよう!預金金利も変動する

定年退職で退職したとしても、現在では寿命が延びているためまだまだ第2の人生を楽しむことが出来る時代です。そこである人は再就職を考えたり、またある人は趣味三昧の日々を過ごそうと計画を練るわけですが、いずれにしても給料あるいは年金が支給されますから、退職金はとりあえず使わないで老後に備えようと考える人が多いでしょう。そういう場合にまず頭に浮かぶのが定期預金です。多くの場合には退職金は1000万円を超えるでしょうから金利の良い大口定期が利用できます。

預金金利は最悪

大口定期にしろ別の定期にしろ、現在は未だかつてない低金利時代で、大口定期を使って1000万円を10年預けたとしても大手銀行の場合10年で15万円しか利息が付きません。したがって定期預金を利用しようとする場合には、しばらくの間は利息を当てにすることはできません。元本割れしない安全性を当てにするのであれば定期預金はお勧めですが、増やすという観点からはお勧めできる金融商品ではないのです。

金利は変動している

定期預金の金利は各銀行が決めますが基準は公開されていません。しかし長期金利など様々な経済指標に連動していると考えられます。現在はもうこれ以上下げられないほどに下がってしまっているので、動きは少ないですが、経済指標が改善すれば連動して上昇していくと考えられます。したがって定期預金を利用する場合にはいつ金利が上昇に転ずるかわかりませんから、まずは短期の定期預金で運用するようにして、金利が上昇したら長期の定期預金に借り換えるようにしましょう。

経済指標に注目する

したがっていつ借り換えたらよいかと言うようなことを判断するために、毎日できるだけ新聞やインターネットなどを使って経済指標を確認するようにしましょう。預けたら預けっぱなしで、その後何もしていないというようなことが無いようにして、なるべく有利な預け入れができるように、毎日注意して見ていくことが重要です。とくに金利だけではなく日経平均や為替相場なども見ておいて今後の景気動向などにも気を配るようにしてください。

金融機関も選ぶ時代

定期預金の金利は銀行が決めていると言いましたが、大手銀行の場合金利は抑え気味で、経済動向次第ではなかなか金利の上昇に結びつきにくいのですが、大手銀行に対抗するような中小の金融機関の場合には、もともとの金利が大手銀行よりも高い設定であり、経済指標にもより敏感に動くことがありますので、定期預金の預入先として大手銀行だけを考えるのではなく、中小の金融機関も選択肢として検討するようにしましょう。

経済指標の動きは速い

現在は日本経済は長期の低迷期と言えますが、一度動き出した経済指標は落ち着くまでは急激に動く可能性もあります。したがって急激に動いてたとえば金利が高止まりしていると判断したら、その高い金利をできるだけ長く利用するために今度は最も長期の定期預金に預け入れるようにします。ただし、急な出費分を考えて一部は別枠で短期のものにしておくことも検討しておきましょう。せっかく長期のものに預けても急な出費で解約したのでは泣くに泣けません。

定期預金の金利って具体的にどの程度?金融緩和で極めて低い状態です

現在定期預金の金利は金融緩和の煽りで極端に下がっています。このため資産の運用先としては残念ながら、あまり良いとは言えません。しかしながら定期預金は1000万円以内であれば元本が保証されていますから、大変安全な金融商品と言うことが出来ます。老後のために退職金などを預けておく場所としてはお勧めできる物と言えるでしょう。しかし預けておくわけですから、金利は高い方が良い訳です。そこで実際の金利がどうなっているのか調べてみましょう。

金利の変化の仕方

ここでは誰でもどこでも利用できるメガバンクと呼ばれる銀行について調べてみましょう。金利は預入金額と預入期間によって変化します。また経済情勢によって日々検討されており、場合によっては毎日変動する可能性があります。ただし日本は長期の金融緩和が続いており、しばらくの間金利に動きはありません。インフレ目標2%が達成されるように景気が好転すれば今のような金融緩和政策から脱却できるかもしれませんからその時には金利も変動するはずです。

300万円未満のスーパー定期の場合

この場合には預入期間1年以下の場合には0.025%、2年以上から5年以下の場合が0.03%、7年が0.04%、10年で0.1%となっています。悲しくなるほどの低金利ですがこれが現実なのです。たとえば100万円を10年間預けると単利で計算して1年で1千円ですから10年で1万円となり、10年度の元利合計は101万円となります。複利が選べる場合もありますからもう少し増えますが、いずれにしても預けようという気にもならない数字です。

300万円以上のスーパー定期300の場合

この場合は預入期間が1年以下の場合には0.025%、2年以上から4年以下の場合が0.03%、5年が0.04%、7年が0.07%、10年が0.12%となっています。スーパー定期に比べて5年以上で優遇されていますが、それでもまだ預ける意欲が出るような数字ではありませんね。特に1年以下の運用では普通預金との金利差は0.005%しか違いませんから、1年後の元利合計はを考えても定期預金にしておく利点は無いと言っても良い程度です。

1000万円以上の大口定期

大口定期の場合はやはり1年以下の場合には0.025%、2年以上から4年以下の場合が0.04%、5年が0.05%、7年が0.1%、10年が0.15%となっています。ここで計算してみましょう1000万円を10年預けた場合1年で利息が1万5千円ですから10年で15万円となり10年後の元利合計は1015万円となります。少しだけ利息と言う気がしてきましたが、それでも1000万円を10年間も預けて15万円しか利息は付かないのです。

景気回復を待とう

景気が回復し、金融緩和から金融引き締めに向かえば金利は上がっていきますから、その時は定期預金の出番になりますが、それまでは安全性を頼りに定期預金を利用したり、同じように元本が保証されていて定期預金よりも金利面で有利な個人向け国債などで運用する事が必要でしょう。これから退職金を運用しようという場合には各種経済指標を毎日チャックして金利にも敏感になるようにしておきましょう。何でもいいから預けておこうというのは勿体ない限りです。

定期預金にはいくつかの種類がある!自分の退職金に合うのはどれ

退職金が出たので老後のことも考えて、安全な元本保証の定期預金に預けようと考えている皆さん、定期預金にもいろいろと種類があって、金額や預入期間によって金利も変わってきます。自分が貰った退職金を運用するのに適したものはどの定期預金なのか良く調べて決めるようにしましょう。金融自由化以前は金利などにほとんど違いはありませんでしたが、金融自由化後は銀行が勝手に金利を決めることが出来ますので、中には大手銀行では得られない金利を付けている場合もあるので良く調べることが必要です。

金額による種類

定期預金には300万円と1000万円のところに切れ目があります。300万円未満の場合をスーパー定期、300万円以上(1000万円以上でも可)をスーパー定期300、1000万円以上を大口定期と呼びます。預入期間が短い場合には金利に差はありませんが預入期間が2年を超すあたりから差が出始め金額が大きい大口定期が最も有利で次がスーパー定期300と言うことになります。大口定期の場合金額が大きくなってくると金利の相談に応じてくれる場合もあります。

預入期間の種類

預入期間には1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、2年、3年、4年、5年、7年、10年があり、またこの他預金者が満期日を一定期間内で指定できる期日指定定期などもあります。自分の将来計画のほか金利動向なども加味して、預入期間を考えてください。近い将来お金が必要になる可能性がある場合は比較的短期のものに預け、特に使う予定がない場合には金利が低い場合には短期、金利が高い場合には長期のものを利用するのが基本になりますがあくまで自分の判断で選びましょう。

ペイオフも考慮する

バブル崩壊後一時公的資金の投入が必要なほど日本の銀行は疲弊し、実際に破たんした銀行もありました。この頃は預金は保護されていましたが、金融自由化後はペイオフと言って守られる預金は元本1000万円とその利息までとなりました。現在の日本の銀行の経営状態は強靭と言って良いほどに回復していますから、当面破たんするような心配はありませんが長期に1000万円以上を預金する場合にはペイオフへの考慮も必要になります。
(⇒ペイオフの懸念はあるか

良い金利のところを探そう

前記のように定期預金の金利は金融機関が自分で決めることが出来るようになりましたので、いろいろと探すと良い金利の金融機関が見つかる可能性があります。金融機関によっては大手銀行に比べて条件にもよりますが20倍にもなる金利を付けている場合も存在しています。金融機関によって営業エリアがありますので、誰でも利用できるわけではありませんが、自分が利用できる金融機関をしらみつぶしに調べてなるべく有利なところを探しましょう。

将来にわたって金利が有利とは限らない

金利が高い金融機関を探したらまずはその金融機関に預けることにするのは良いでしょう。しかし金利は金融機関が自由に決められることを忘れてはいけません。将来にわたって預けた金融機関の金利が高いという保証はありません。満期まで預けたらもう一度有利な金融機関を見直すことを忘れないようにしましょう。もう年寄りになってしまって面倒だという場合にはそのままでもよいでしょうが、元気が有ったら是非見直すことをお勧めします。
(⇒定期預金は見直す必要がある

使う予定のないお金は定期預金にしよう!普通預金と定期預金の違いは

給料が振り込まれるのは普通預金口座ですので普通預金口座は多くの人が持っていると思います。銀行の預金口座にはこの普通預金口座のほかに定期預金口座があります。普通預金の特徴は預入と引き出しがいつでも自由に行えることです。使う側にとっては大変使い勝手が良い口座ですが、銀行側ではお金を貸し出す場合を考えた時いつ引き出されるかわからないのでは貸し出すこともできずあまり使い勝手の良い口座と言うことはできません。

普通預金と定期預金の金利

これに対して定期預金は一定期間引き出すことが出来ないようになっており銀行が貸し出しやすいようになっています。利用者側から見ると使い勝手は悪いですがその代り金利によって優遇されます。現在の大手銀行の普通預金口座の金利は0.02%となっていてたとえ1000万円預けても1年間で利息が2000円しか付きません。これに対して定期預金の金利は0.25%で同じ条件で2500円の利息が付きます。やはり微々たるものですが、それでも多少の差が付いています。

定期預金とは

定期預金は一か月から始まって最長10年間預ける預金で原則途中で引き出すことはできません。一般に期間が長いほうが設定されている預金金利は高くなります。したがって当面利用する予定のない資金は金利が一定に保たれていると仮定すれば長期の定期預金に預けた方が得と言うことが出来ます。もし途中でお金が必要になった場合、中途解約となり当初の金利ではなく低い場合には普通預金の金利になります。ただし定期預金は元本保証のため元本割れを起こすようなことはありません。

長期の定期預金に預ける場合の工夫

長期の定期預金に預ける場合には、途中でお金が必要になる場合も想定して定期預金を一つに纏めるのではなくていくつかに分けておくのも一つの方法です。そうすれば解約するにしても全部と言うことは無いでしょうから、残りの預金の利息は減ることはありません。金額が大きい方が金利が大きい場合もありますからどのように分ければよいかよく検討してみることが必要です。場合によっては全部長期のものではなく一部は短期にしておくことも考えましょう。

金利が低い時には長期の定期預金はお勧めできない

金利が極端に低くなっている現在でははっきり言って長期の定期預金はお勧めはできません。今後の経済動向によっては景気が上昇し、長期金利が上がってくれば定期預金金利も上昇に転ずるかもしれません。そうなると低い金利で長期間預けてしまった場合、その間金利が固定され、金利上昇の恩恵の与れないことになります。したがって景気が低迷し金利も低くなっているときにはなるべく短期の定期預金にして金利が上がるのを待ちましょう。
(⇒定期預金の期間をどう決めればよいのか

金利が高くなった時には

景気が上昇して金利も高くなりこれ以上そう簡単には上がらないだろうという場合には、今度はできるだけ長い定期預金の預けるようにしましょう。以後景気が低迷し始めて預金金利が下がってしまったとしても預入期間の間は高金利の恩恵が得られることになります。金利の見極めは難しいですが、たとえば景気に先立ち株価は低下する傾向がありますから、株価を参考にしておくのも良いかもしれません。とりあえず新聞の経済面には目を通すようにしましょう。

金利と利息の関係を理解しよう!退職金を有効利用するために

退職金を貰ったらどうしますか。と言う問いに対して退職の記念に旅行に行くとか何かを買うと答える人は少数派で多くの人は老後に備えて預金すると答えます。中には様々な金融商品を想定して運用するという人もいるかもしれません。特に預金を考える場合にどのようなところを考えているかを聞くと利息の良いところあるいは金利の高いところと言う答えが返ってきます。どちらも間違いではありませんがこれから退職金を預金しようという場合に備えて金利と利息について復習しておきましょう。

金利とは何か

定年で退職金を貰うような既に熟年の域に達している人にとってはいまさらと言うことになりますが、金利とは何かと言うところから始めましょう。金利は元本に対してどの程度の利息が付くかを表す割合のことです。通常の場合は年利が用いられ、一年間預け入れた場合の利息の割合を表しています。年利1%と言う場合1年間預け入れると元本に対して1%の利息が付くということです。この金利は預金金利のほか、国債など他の金融商品でも用いられます。

利息は金利だけでは決まらない

次に利息ですが利息と言うものは金利で決まると思っている人がいますが金利だけでは決まりません。金利のほかに預入期間が必要になります。したがって利息の計算は、
 利息 = 元金 × 金利 × 預入期間
のように表されます。つまり利息を沢山つけるためには金利の高いところにするか、預入期間を長くするかのどちらかと言うことになります。そこで利息を計算してみましょう。
今元金を1000万円として金利を0.04%で1年間預けたとすると
 利息 = 1000万円 × 0.04% × 1年 = 0.4万円
つまりこの場合1000万預けて1年後の元利合計は1000.4万円と言うことになります。

単利と複利

また利息には単利と複利があります。単利と言うのは元金の変化は無く預入期間のあいだ元金は同じと言うものですが、複利は一定期間経つとそこまでの利息を元金に入れてしまって以後の利息を計算することになります。では上の例で半年複利つまり半年ごとに利息を元金に入れることを考えると最初の半年の利息が
 利息 = 1000万円 × 0.04% × 0.5年 = 0.2万円
したがって半年後の元利合計が1001.5万円でこれが次の元金になります。そこで次の半年の利息は
 利息 = 1000.2万円×0.04%×0.5年 = 0.20004万円
つまり預け入れから1年後の元利合計は1000万4000.4円ということになり、現在ほとんど差がありませんが多少複利のほうが有利です。

固定金利と変動金利

金利はその時点の金融政策に影響を受けて変動していくことになります。定期預金などの金融商品の金利には固定金利と変動金利があります。固定金利と言うのは預入時の金利が満期まで続きます。これに対して変動金利と言うのは一定期間後に金利を見直し長期金利などを参考にして新しい金利が設定されます。したがって現在の金利に不満が無ければ固定金利のものを、現在の金利に不満がある場合には変動金利のものを選べば良いということになります。

不況時の金利

銀行は預金者からお金を借りて企業などに貸し出すわけです、当然預金金利の方が貸出金利よりも低くなっていてその差額が銀行の利益になるわけですが、現在のような不況の時は企業はお金を借りません。したがって貸出金利も低く抑えているわけです。このため預金金利は更に低く抑えられており上の例でもわかるように1000万円1年間預けても4千円しか利息が付かない異常事態の時代と言っても良いでしょう。今後景気が上がってくるのを祈るしかありません。

銀行には埋もれた定期預金が多数存在しています!何故でしょう?

現在定年で退職金を受け取るということは殆どの場合60歳以上と言うことになります。お子さんは30歳程度でしょうか。60歳と言えばまだまだ元気でこれから第2の人生をと考えて居る人は多いですし、平均寿命から考えてもあと20年程度は人生を楽しむことが出来ます。そこで取りあえず貰った退職金はいざと言うときに備えて定期預金に自動継続で預けておこうということにします。そころが当面いざと言うときは訪れず、20年程度経過して天寿を全うします。

相続問題

このころお子さんはすでに50歳で相続問題に直面します。これは何も兄弟間で遺産を争うということではありません。資産がはっきりしないのです。不動産は分かるかもしれませんが預貯金については通帳と印鑑をしっかし渡しておかなければお子さんは何があるのかわからないことになります。とりあえず見つかったものだけで相続の申告をするしかありません。相続が完了して定期預金の名義を変更しない限り、その預金は封鎖されたままになってしまいます。

少なくともお子さんには隠さない

資産家で遺産相続争いが発生しそうだというような場合には弁護士に資産目録や遺言状を管理してもらうというようなことを考える必要があるのかもしれませんが、普通のご家庭の場合にはそういうことにはなりませんので、ある程度の年齢になったら、自分の資産の状況をお子さんに教えておくことが必要です。大きな定期預金は困った時に備えて誰にもわからないところに通帳と印鑑を隠しておこうなどと考えると大概埋もれてしまうことになることを忘れてはいけません。

いつまでも使われない金融資産

相続する時はもうお子さんは50歳と書きましたが、そろそろお子さんも定年を迎えようとしているころです。こうなるとお子さんもまたいざと言うときのために備えることを考えます。こうしてうまく相続が出来たとしても、その資産はいつまでも使うことなく、いつか訪れるであろういざと言うときを待つわけです。金融資産が60歳以上に集中してしまうわけですよね。寿命が延びるのは良いのですが、それが経済を停滞させる原因の1つになっているのです。

生前贈与も考えよう

金融資産は本当に必要な時に有効に利用することも考えて持つようにしましょう。本当に必要な時とはいつでしょうか。それは人それぞれに考え方の違いはありますが親子でほぼ一致する有効な使い方があります。それはお孫さんの教育費です。教育費を捻出するためにお子さんは四苦八苦した時期があるはずです。そういうときこそ有効に金融資産を使っても良いのではないでしょうか。つまりお子さんが30歳~40歳代中頃にかけて生前贈与をする訳です。

自分が衰えたと感じたら

また健康問題などで自分が衰えたと感じた場合には、資産の管理をお子さんに預けることも検討してみましょう。無駄遣いしてしまいそうだから駄目だと考えるのは止めましょう。世話になれるのはお子さんだけです。場合によっては認知症になることだってリスクとして考えておく必要があります。そうなる前にお子さんに資産状況を分からせておく必要があるのです。いつまでも自分は大丈夫だと考えていること自体がナンセンスだと思ってください。

定期預金で毎月の小遣いを作る!利息をうまく利用しよう

現在の金利情勢ではあまり実効性が無いかもしれませんが、高額の退職金があるのであれば、これを使って毎月小遣いを得る方法があります。もちろん利息を使ってと言うことになりますので、小遣いにする分殖やすという概念は無くなりますが元本は保証される方法です。現在のような異常な低金利時代が終わって、まともな金利が付くようになったら試してみてください。これなら元本は減りませんからいざと言うときにも安心と言えるでしょう。

最も簡単な方法は

最も簡単な方法は、一か月定期に預けて満期に利息分を貰って残りをまた一か月定期に預けます。これで利息が小遣いになります。しかしこの方法には問題点があります。利息と言うものは長く預けた方が金利が優遇されて高くなります。したがって一か月定期で運用していては勿体ないことがわかります。しかしそれ以上に長い期間預けていては毎月の小遣いにならないではないかと言われそうですよね。そうですこの仕掛けだけではだめです。

退職金を12分割する

最初にお断りしたようにこの方法は高額の退職金がある場合にしか実効性はありません。高額な退職金あるいは資産があるとして、それを12分割します。それを1月ごとに12か月にわたって1年定期に預け続けます。そうすると1年後から毎月満期が訪れることになって毎月一年定期分の利息を受け取ることが出来ます。生活費までいかなくても小遣い程度には使えます。金利がもう少し高くなって資産が1億円程度あればそれなりに使える方法です。

以前は有効な方法だった

この方法は、今の様に金利が低すぎると冗談だろと言われそうですが、金利の高い時代では良く用いられていて、資産を有効に使う方法として紹介されたりもしていたのです。今後金利さえ上昇してくれば、高齢者にはお勧めできる利用の仕方だと思います。高齢者の場合お金を使うと言っても、趣味や読書程度で大きなお金が必要になるようなことはあまりないでしょうから、十分資産を減らすことなくやっていけるのではないでしょうか。

応用として

この方法は応用も色々と効きます。たとえば毎月受け取る必要は無いという場合には、6分割して2か月に1回受け取るようにすれば一回の受け取りはもっと大きくなります。一年に一回ご褒美として受け取ることにするのであれば10分割して10年定期に次々に預けることによってちょっと大きなお金を受け取ることが出来ます。ただし10年後からですが。もし行うのであれば自分に合った方法で受け取れるように工夫してみてください。

大きな金融資産を持っている人は

60歳以上の高齢者は退職金があったのかなかったのかは知りませんがとにかく日本の資産の多くの部分を持っているのは統計上間違いありません。ここでの話は一般庶民からすれば夢のような話なのですが、資産を持っている人にとっては現実的な話であるはずです。その資産の一部を使ってここで示した運用方法を行って資産を減らさずに何か社会貢献のようなことをしてみても老後の楽しみが出来て良いのではないでしょうか。もう少し金利が上がったら考えて見てください。

経済情勢は時々刻々と変化しています!定期預金も見直しが必要

定期預金は中途解約をしない限り一度預けてしまうと満期まではそのままです。とくに退職金を預けるような場合には、面倒の無いように自動継続と言うことにしておく場合が多く、最初に預けるときには色々と調べて金利で有利なところを探したりする人もいますが、あとは預けっぱなしにしている人が殆どではないでしょうか。しかし満期を迎えたときにやはり同じ定期預金が最も条件の良い定期預金なのかどうかは保証の限りではありません。

経済情勢は変化する

経済情勢と言うものは時々刻々と変化しているものです。一か月定期のような場合にはそれ程大きな変化はないだろうと考えがちですが、変化する時には急激に変化する場合もあり、定期預金の利息にも大きく影響する可能性も無いとは言えません。ですから期間の長短は関係なく定期預金の満期が近くなってきたら、やはり最初と同じようにどのように預ければ有利なのかと言うことを考えた方が良いのです。自動継続でほったらかしと言うのは止めましょう。

関心が向かないような場合

預入先探しは結構面倒で、満期ごとに調べなおすのは億劫だと思えて関心が向かない場合には、お子さんに相談しましょう。はっきり言ってその程度のことに関心がないということは判断力も衰えている可能性が高いです。自分はまだまだと考えているうちに徐々に齢は取っています。退職直後はそんなことは無かったはずです。気力がなえてきているのであれば、そろそろ引退の時期です。なにも預金を渡せと言っているのではなくて、良い預入先を探すのを手伝ってもらうということです。

定期預金に限定する必要は無い

定期預金は安全ですから、何かのためにある程度の金額は短期間の自動継続で預けておくことは必要ですが、残りについては様々な運用先を探しても構いません。安全性重視であれば同じく定期預金でも良いですし個人向け国債も候補に挙がります。経済混乱期では金と言う選択肢もあります。その時々の経済情勢によって殖やせる場合は殖やす。殖えそうにない場合には守る。と言うように臨機応変に自分の退職金を上手に運用していくことが大切です。

法制度も監視しておく

今後運用には経済情勢だけではなく法制度にも目を向けておく必要があります。日本の国家の負債は増える一方です。国はある程度これを解消していく必要がありますので、新たな税金を創設するか、税金のどれかの税率を上げてくるかもしれません。どうせ消費税だろうと考えるのは早計です。日本の資産を握っているのは60歳以上の高齢者です。そこで課税しよう考えると、そうです相続税です。相続税への課税を大きくする可能性は無いとは言えません。

経済情勢や法制度が変わったら

定期預金を預けている間に経済情勢や法制度が大きく変わったら、満期を迎えたらすぐに対応策がとれるように検討を始めておかなければなりません。法制度などはどのように変化するのかわかりませんから、その時点で徹底的に研究して節税を考えなければなりません。まごまごしているとせっかく知恵を絞って有利な運用をして来たのに、その分すべてを税金で納めなければならなくなるような事態にならないとはだれも言えないのです。

溜めるだけが退職金ではない!有意義に使ってこそ生きるお金もある

退職金と言えば定期預金に預けると相場は決まっていますが、定年退職を迎えた人の場合一度預けてしまうと、そこからお金を動かさず、最後までそのままと言うことが多くなるため、日本の金融資産の多くの部分を60歳以上に人が握ってしまい、お金が使われなくなってしまって、資産の数字だけは大きいのに経済は低迷していると言われます。経済が低迷している原因はそれだけでは無いでしょが、お金が動かない原因にはなっているでしょう。

老後に必要なお金は残しておこう

老後を過ごすのに必要なお金と言うのは年金がありますので、それで足りなくなるような場合、たとえば病気をしたときなどのために退職金は残しておこうと考えるのが普通です。もちろんそういうときのためにある程度のお金を残しておくことは必要です。まずは自分の資産状況を考えて、どの程度退職金を定期預金に回すかを決めましょう。それ以上の部分は別枠にしておいて、必要だと思った時に使えるようにしておくのも一つの考え方です。無理に使うのではなく有意義に使いましょう

旅行や趣味に使う

まず定年退職したら、配偶者と一緒に旅行に行ってみてはいかがでしょうか、長い間生活を共にしてきたわけですし、その頃は子育ても一段落しているはずですから、海外でも、国内でも構いませんから、癒しの旅に出かけてみましょう。また老後は趣味を持った方が脳を利用しますからボケ防止のためにも何か趣味を見つけて楽しむようにしましょう。家族に馬鹿にされようが気にする必要はありません。自分の趣味のために使うお金を憚る必要はないのです。

若い人に使い道を託す

お金を使うと言っても年寄りはそれほど欲しいものがあるわけでもないので、溜めるだけと言う場合もあります。そこで、お金を若い人に託すことも必要です。贈与になりますから、税金のかからない範囲と言うことになりますが、若い人の方が教育費も掛かりますし、欲しいものも多く消費活動は旺盛です。日本経済の活性化では、溜め込む量を減らして消費に回すことも重要なことです。経済が活性化すれば景気が良くなり定期預金の金利も良くなって自分にもプラスになるかもしれません。

お金を貯めることが好きな人は

使うなんてとんでもない、お金を貯める・殖やすことが生きがいだという人の場合には、遠慮なく溜めて殖やしてください。でもそれをいつまで続けますか。溜まったお金は結局相続させるだけなのでしょうか。相続した人がやはり溜めて・殖やしてを繰り返すとしたら、そのお金はまったく使われることも無くそのうちに金額が大きくなって相続税として国に納めるのでしょうか。国としては喜ばしいかもしれませんが子孫はどう考えるでしょう。

割り切りが必要

退職金の運用先としては安全な定期預金は最適ですが、全部を預けるのではなく、自分、家族にとって最も良い方法で使うことも考えておきましょう。貯蓄は日本人の美徳と言われますが、それが行き過ぎると今のように経済の停滞を招くことにもつながります。したがってうまく定期預金を利用して管理を続け、必要な時には遠慮なく使うことも退職金の有効な活かし方です。お金と言うものは使ってこそ生きてくる場合もあると割り切って考えましょう。

ペイオフが気になっている!退職金を預けても大丈夫だろうか?

従来は定期預金と言えばたとえ預けている金融機関が破綻しても、全額保護されていましたが、金融自由化が行われ、保護の対象になるのは1000万円とその利息までとされました。これがペイオフと呼ばれるものです。バブル崩壊後いくつかの金融機関が破綻したのを目の当たりにしている人から見ると、現実味のある話で、怖くて1000万円を超えるような定期預金をすることが出来な人もいるでしょう。この先本当にそんなことがあるのでしょうか。

当面ペイオフが行われるような環境にない

まず初めに言っておきますが、当面日本でペイオフが行われるような可能性はほとんどありません。確かにバブル崩壊後は公的資金を注入して貰わなければ破綻しかねない金融機関は沢山ありましたが、既に注入された公的資金は完済され、不況で企業の借り入れこそ少ないですが国債を運用することによって、日本の金融機関は立ち直り、かつてないような経営体力を持っています。したがって今現在ペイオフを気にして定期預金の預け入れを懸念する必要は無いのです。

ペイオフの対策を考えてみる

そういう状況を踏まえたうえであえてペイオフへの対策を考えてみましょう。まず利息を期待しないで資金を置いておくだけであれば当座預金があります。、当座預金は全額保護されます。それでは運用とは言えないだろうと言われそうですね。利息もほしい場合には、1000万円ごとに金融機関を分けて定期預金にします。そうすれば該当する金融機関すべてが破綻したとしても預金は守られます。もうひとつは投資先を変えるという方法で個人向け国債などは安全安心です。

名義を移す

名義を移すと言っても簡単にはできませんし、場合によっては税金もかかりますから、お子さんやお孫さんに非課税の範囲で少しづつ贈与するようにします。いずれは相続してもらうことになるのですから自分の生活に困らない範囲で贈与しても構わないはずです。若い人の方がお金が必要なことは多い筈ですから、溜めるのもいいし使ってもらうのも結構なことだと割り切りましょう。溜めているだけがお金ではありません有効に利用することも必要なことです。

タンス預金は止めよう

金融機関が信じられなくなってくるといわゆるタンス預金を行う人がいます。特に年配の方にはそういう人が多く、自分のそばに置いておかなければ安心できないと考えているようです。しかし、お金は銀行の金庫の中に入れておいた方が盗難にあう心配も無く絶対に安全ですし、銀行ではそのお金を有効に利用して経済を回してくれるわけですから資金を眠らせておくよりも預けた方が自分のため、国家国民のためになります。ですからタンス預金のようなことは止めましょう。

ペイオフはあまり気にしないようにしよう

制度的にペイオフと言うものが出来ましたが、前記のようにそれが発動される環境にはありませんので、あまり気にしすぎる必要はないでしょう。それよりも退職金を有効に利用することを考えた方が良いと思います。1000万円以上であれば金利の交渉もできる大口定期という定期預金も利用できますので、ペイオフを気にして分散させるよりも大きな金額を提示して金融機関と金利の交渉を行った方が有利ではないでしょうか。良く考えて方法を自分で選びましょう。

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